Ukulele Sight
はなこさんタイトル・バー
<第5章> 

第5章=6話=

「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)

鑑定団スタジオ 1995年に始まった(と思う)この番組は、石坂浩二さん・島田紳助さん司会、アシスタント吉田真由子さんで各専門分野の鑑定士たちが視聴者の依頼品を鑑定(値踏み)するという番組。
 家にあったガラクタにたいへんな価値があったり、高額で購入したものが実は偽物だったり、真贋鑑定や自慢話、人情ものからずっこけ話など、結構楽しめます。一応アイドルの進行役吉田真由子さんの手に持った原稿の棒読みや、やる気の無いアシスタントぶりがおもしろいと一部マニア受けしています。世の中にはいろいろなマニアがいるもんです。(^_^)
 骨董店主である中島誠之助さんは「いい仕事してますね」の口癖が流行り言葉にもなりテレビCMに出演、西洋アンティーク評論家岩崎紘昌さんなどと同じく旅レポートまでこなすタレント裸足。ブリキのおもちゃ鑑定の北原照久さんは世界的コレクターでもあり、横浜にブリキのおもちゃ博物館を開くなど活躍。その他、古代土器から現代民芸までこなす安岡路洋さん、スポーツ関係鑑定なら前野重雄さんなどなど、この番組で鑑定士として皆さんより広く有名になったようです。

2001年5月29日、ウクレレの鑑定依頼が放送されました。
 依頼人が(南紀)白浜にドライブに行った際、道路のゴミ捨て場にケースに入って落ちていたというウクレレが出品されました。

番組では、まずウクレレというものの生い立ちや、高値のビンテージ・モデル、以下の3点を紹介。

 依頼品の特徴は、弦は8本、珍しいダブル・ホール、セニーザという製作者のラベル。
 番組の説明を補足しますと、 14フレットつなぎ20フレット仕様。プラスチック・バインディング付き。ボディー・サイズはおそらくスタンダードでセニーザの特徴でもあるロング・ネック・タイプ。弦長をコンサートサイズにしてある。英文字のサインがボディ前面 ・サイドにまでマジックで書かれている。  

依頼品写真
CINEZA HED sound hole

トニー・タウヴェラトーマス・セニーザ  ウクレレの製作者はカスタムメイドのウクレレを得意とするハワイの有名なトーマス・セニーザさんとわかり、サインの方は、日本在住ハワイアン・ミュージシャンのトニー・タウヴェラさんの解説でハワイではビックネームのリム・ファミリー(Lim Family)のサインであると判明。 (写真右:トニーさんは体格のいい方ですが、手のひらの大きさからウクレレの大体の大きさがわかります)
  リム・ファミリーは、1980年、1981年の2回、Hawaian Musicのグラミー賞とも言える「Na Hoku Haro Haro Award/Traditional Music」 部門を受賞しているハワイアンバンドと紹介。

ここでナレーションは何やら高値の予感が・・・と煽りたててくる。 T&K  CENIZA

Lim Family 取材VTRでは、さらに詳しい調査のためハワイに渡りインタビューが行われた。 セニーザ氏は 「ダブルホールは長いこと作っていない。このタイプは2本作ったが注文でピックアップを付けた。」と記憶を頼りに8、9年前に特別 注文で6ヶ月かけて作ったピックアップ付のウクレレだと語る。リム・ファミリーのサインの方は、ハワイアンの好きな日本人にサインをしたとしか判りませんでしたが、サインをした年が彼女らにとって思い出深い年ということもあって、自宅リビングでこのウクレレを弾きながら歌を披露してくれました。

 スタジオでの依頼者は落とし物で間違って捨てられたのもではないかと心配していました。
 島田紳助さんは、「亡くなった父親の持ち物で興味のない息子が捨てたのかも」と言っていましたが、さらに「夫婦喧嘩で捨てられたのかも」という過激な発言に、普段は紳助さんの与太話には余り突っ込んでこない石坂浩二さんも「それはあるかも知れない」なんて妙に実感を込めて答えていました。紳助さんは「若い頃、夫婦喧嘩で嫁にオートバイを捨てられました。」と辛そうに想い出を語っていました。(>_<)ヽ

鑑定予想額10万円。
 依頼人の予想額に紳助さんは「じゆうまんえん?」、「欲が出ましたか」とのけぞりました。フェーマスおじさん

岡本良二社長鑑定中  依頼人は当初1〜2万円くらいだと思っていたようですが、番組の紹介VTRを見てもっと価値があるのではないかと感じたようです。
  ウクレレの鑑定は、キワヤ商会社長フェーマスおじさんこと岡本良二さんが担当。鑑定歴40年と紹介されていました。社長はこのウクレレを手に取り、鳴らしてみて入念に鑑定していました。

鑑定の結果は20万円。
鑑定金額  鑑定評は「サインがあまり有名でないと汚れになってしまうんですが、逆に少し価値が上がりました。しっかりしていて、ハワイアン・コアの木目が素晴らしい。」 ということでした。

 「これをなぜ捨てたんでしょうね」という紳助さんのとぼけたツッコミに
 「それは、僕にはわかりませんな〜ぁ」

  ウクレレをこよなく愛する岡本社長の生真面目な回答がGOODでした。

  コーナーの最後に、 「このウクレレは捨てたのではないという、持ち主の方がいらっしゃいましたら名乗り出てください。」と結ばれていましたが真相が気になるところです。収まるべきところに収まって欲しいものですが、とにかく見捨てないで拾ってくれた依頼者に感謝です。紛失だったとしたら持ち主は泣いていたことでしょう。人事とは思えません。
  このウクレレで得をしたのは、この調査のためにハワイへ行き、セニーザさんに会い、リム・ファミリーに唄ってもらえた取材陣かも?という思いもありますが・・・。

関連HP
テレビ東京HP (http://www.tv-tokyo.co.jp/index.htm)
「開運!なんでも鑑定団」より2001年5月29日放送で検索できます。

(2001/07/24 付記 )


第5章=7話=

松田純写真集「ウクレレ」

松 田 純
ukulele 写真集 ukulele
松 田 純

アロ〜ハ〜!  ラスト水着!
純ちゃんとハワイに行ったみたいな
プライベート感覚写真を300枚以上収録!
業界初?連続袋綴じのセクシーショットも満載!
超プリティーな純ちゃんの全てを断固見せます!

松田純写真集「ウクレレ」\2600
(株)メディアファクトリー1999/07/24発行
撮影:萩庭圭太

R.C.#8表紙00/07発行 ローリング・ココナッツ誌(2000/07発行#8写 真右)の記事、R.C.探偵社"謎の写真集「ウクレレ」を追う"でこの写真集の存在は知っていました。RC誌では、「結構マジにウクレレしているじゃないか」、「純ちゃんはハワイのどこかのウクレレ工房らしきところでも撮影しているではないか」などと表紙と伴に工房らしき写 真などを掲載されていました。

実は、この記事を見てすぐに書店で注文したんです。(^_^;)
しかし、在庫切れ、再版予定無しという回答でした。(>_<)ヽ

 それ以来、この幻の写真集を探すため、お茶の水や秋葉原へ行った帰りには必ず神田界隈(古本店)に寄っていました。純ちゃんのこれ以外の写真集ならたくさんあるのですが・・・(^ヘ^)

いい加減諦めていたのですが、昨年あたりからネットで日販の通販が始まり利用していました。直ぐこの写真集を検索しましたが在庫無しでした。最近になってある書籍の注文をしたついでに「ウクレレ」で検索しましたら教則本関係がたくさん在庫登録されていて驚きました。

更に駄目もとで出版社名からこの写真集を検索すると、何と奇跡か 「在庫1」

もう頭のなかで純ちゃんのウクレレがグルグル回り出て止まりません。
速攻クリックしちゃいました。

松田純(まつだ じゅん)
1977年6月7日 東京出身 AB型 双子座。グラビア、写真集、CM、ドラマ、映画など、石黒賢さんと共に98年12ch「アルテミッシュNIGHT」の司会も務めるなど、たいへんな活躍ぶりでした。

 とは言っても、以前広末涼子さんの写真集で、1ページだけウクレレを持って海をバックに砂浜に座っている写真をアキオ楽器で見たことがあります。タイトルが「ウクレレ」といっても、ただの小道具程度か、映画のジャケットなんかによくあるのですが、ポスターやパッケージにウクレレを持った写真はあっても本編では全く登場しない場合もあります。期待が大きすぎては後のショックが大きいんですよね。

 注文から約三日で書店に届き、はやる気持ちを抑えながら恐る恐る開封すると、倒れました。中毒になりそうです。ウクレレのかわいさ爆発、・・・純ちゃんもね。ハワイ・ロケだよ。

 前半は大小さまざまのサイズで膨大な量の写真で、まさにプライベート写真感覚。後半はお決まりのアイドル写真集。ご丁寧にもミシン目の入った袋綴じ、何やら意味深ですが内容はきわめて健全水着グラビアです。そちらは純ちゃんファンに任せるとして、とにかくスゴイのはウクレレ写真のオンパレード。彼女のウクレレの素性はヘッドに「Hawaiian」と書かれているだけで不明ですが、純ちゃんがいろいろな場所でウクレレの様々なシーンを見せてくれます。余りの可愛さに見ていて見飽きません。と、ココまではありがちな話ですが、写 真集の中には、「コアロハ」 のミニチュア・ウクレレや「UkuleleHouse」の店内ディスプレイ、どこかの額装されたプレスリーの当時の映画ポスターなど、結構違った意味の情報が満載です。圧巻は、ウクレレ工房での撮影。 作りかけのウクレレや、木型、金型 、道具のちらっかた作業台など、そこで純ちゃんは誰かに説明を受け、軽く弾いてもらっているようです。そのカオに見覚えが・・・!
 その名はクリス・カマカ さん、3代目カマカ社長。ということはこの工房はカマカ社です。もうビックリ。よく見ると純ちゃんのウクレレのサインはクリス・カマカと書いてあります。別のカットではホテルでウクレレ個人指導を受けていますが、指導しているのは、オータJr.さんに似ている。 あり得ないことではない。

 なぜこれが当時ウクレレ仲間で話題に上らなかったのだろう。こちらの年齢層が高かったからかもしれません。とにかく新しいウクレレを買ったときのようにウキウキです。

評価(甘口)
ウクレレファン度
★★★★
松田純ファン度
★★★★★
お買い得度
★★★★
健康度
★★★★★
ロリコン度
★★★

参考HP
Jun2 」 松田純公式サイト
Rolling Coconuts」 ウクレレ専門フリーマガシン、レア情報満載、必見。

(2001/08/04 付記)

追記 : ウクレレコールズのヤスダさんより、
 以前、 ご本人に写真集を見せて確認した方がいたそうで、 オータJr.さんは「僕だ」と驚いていたそうです。
(2001/08/06 追記)


第5章=8話=

ポジションマークとアイランダー

ポジションマークに関して、興味有るメールを頂きました。
御本人の了解を得て掲載いたします。

はじめまして。長野市の竹村と申します。
記事の中で、「ポジションマーク」についてありましたので、 メールいたしました。
ギターでは現在ほとんどのメーカーが9フレットに マークがあります。
(私、ウクレレは初心者です。ギター暦は結構長いです。)
唯一(私の知ってる限り)フランスのジャンゴラインハルトで有名な、マカフェリタイプジプシージャズギターの高級品は現在でも、 10フレットにあります。

ジャズをやっている友人いわく「フレンチポジション」 というのだそうです。
古い物はみんな10フレットマークのようです。

ギターではみんな9フレットマークに慣れてしまっているので、 友人などはフランスで買ってきたギターのマークをわざわざ9フレットに 移しています。
9フレットのマークはたぶんアメリカが発祥だと思います。
ギターのフィンガーボードにでかいマークをつけたのはまぎれもなく アメリカ人で、3、5、7、9と付けた方が単にカッコヨカッタからでは? ヨーロッパのクラシックギターなどは9のものも10のものもあるようです。 まったくないものもあります。 (もっともクラッシックの場合サイドにちょこっと点があるだけですが・・・)

オベーションなどは当初ギタープレーヤーが使うことを意識していたのか、 またはギターの常識でなんの迷いもなく9に入れてしまったのか。 実は私も自分でウクレレを弾くようになって、10フレにあるマークに 気が付いたぐらいで。 こんな情報でも何かお役にたてばとおもいメールいたしました、それでは。

 恥ずかしながら、メールを頂くまでマカフェリギターやジプシー・ジャズ・ギター、ジャンゴ・ラインハルト何て知りませんでした(^_^;)。そこで少しお勉強をしてみました。
マカフェリ・ギターは現在では生産されておらず、たいへん高価なビンテージとわかりましたがコピーがいろいろな工房で製作されているようす。おもしろいことにマカフェリはプラスチック製でギターやバイオリンなんかも作っていたようです。ギターのポジションマークは、マカフェリ・オリジナルやコピー共に「10」に有ったり、全くなかったり、たまに「9」にあったりしますが、こうなるとギター関しては、アメリカあたりでデザイン上の理由か何かで「9」が普及したいうことかもしれません。
原因の解明にはなりませんが、・・・・・(>_<)ヽ
 ウクレレ初期のNunesにはマークがありません。以降の製品は5.7.10.12となっていきます。ポルトガル発祥のブラギーニアやカバキーニョなども現行品には「9」ではなく、「10」でマークが付いています。このあたり、ウクレレに関しては、むしろ昔の(ヨーロッパ弦楽器の)流れが継承されて残ったのではないでしょうか。音階的にも「9」よりやっぱ「10」でしょう。
( はなこさん第2章ポジションマークも御参考下さい )

そこに第二弾のメールが届きました。

ISLANDER UKEISLANDER UKE HEAD 先日のポジションマークの話からちょっとズレますが、 ジャンゴラインハルトの使っていた、仏セルマー社のマカフェリギターの 制作者「マリオ・マカフェリ」という人ですが、 イタリア生まれのギタリストで、フランスでマカフェリギターを作った後、 アメリカに渡りプラスチックウクレレで有名な「アイランダー」を作ったのだそ うです。 まんざらウクレレと関係ない話でもなかったようで・・・。 もちろん、「アイランダーウクレレ」も10フレットマークです。

 驚いて資料をあさるとヘッドに「Designed by MACCAFERRI」と書かれています。よく見るとこのウクレレ「0」フレット付きです。不勉強さにがっかりしながら、日頃アレルギーの英文資料と格闘しました。「ISIANDER」の歴史もおもしろいので、Django Reinhardtと共に紹介します。

 

ジプシーギタープレイヤー

Django Reinhardt (1910〜1953)ベルギ-出身
Django Reinhardt1930年代に活躍したフランスのジプシーギタリスト。
 現在もフランス・オランダ、ベルギーを中心に盛んな活動している「ジプシー・ジャズ」と呼ばれる音楽のルーツとなる演奏家。 芸能一家に生まれ、バンジョ-とギターを幼くして始める。1934年12月に、「The Hot Club de France」"フランス・ ホット・クラブ"という、弦楽器だけで構成されたグル-プ を結成しその演奏は、ヨ-ロッパはもちろ ん、デューク・エリントンの誘いでジャズの本場アメリカに渡り各地で演奏し高く評価された。スタンダードナンバー「Django」はMJQジョン・ルイスが天才ギタリストの死を悼んで書かれたもの。ジャズの歴史上トランペット、クラリネット、サックスなどの花形楽器のなかで当時のギターはオーケストラやコンボのリズム楽器として採用され始めたばかりでしたが、ギターをトランペットに匹敵するソロ楽器として位 置づける革命者となる。
 現在でも彼の音楽はJAZZファンのみならず、特定のジャンルに固執しない一般 音楽愛好者にも支持されている。また、映画音楽 「ルシアンの青春」「スタ-ダスト・メモリ-」などにも使われている。 軽やかなコード・トレモロ、音階を自在に駆け巡る切れの良いピッキング、何の変哲も無いフレーズを生き生きと表現するプレイヤーなどと評される。火傷により、左手の薬指と小指が萎縮し左手の指3本しか使えないハンディを乗り越える独特の奏法 を身につけたとされています。
 ソロ楽器の革命者といえば「オオタサン」もそうですが、オオタサンのファン倶楽部が日本の東京ホット倶楽部バンド 「Hot Club de Tokto」にハーブ・オオタ・ウクレレクラブが存在するのは少し因縁めいた必然?という気がしないでもない。オオタサンとHot Club de Toktoの共演も豊かな音楽性に明るく楽しい素晴らしいものでした。
[写真:「Down beat」誌 April 1981号表紙より]

ジャンゴの愛用したギター「マカフェリ」。

MARIO MACCAFERRI (1900 - 1993)

Mario Maccaferri         MACCAFERRI</font></b><font color="#660066"></font>1949年と1969年の年の間に、9百万以上のプラスチック ukuleles が売られた。 これは、MARIO MACCAFERRIの功績である。


JIM BELOFF氏著 [ THE UKULELE A VISUAL HISTORY ] には、 MARIO MACCAFERRIの紹介がこんな書き出しで始まります。この他 いくつかのWEB等の出典の引用と加筆で記事をまとめます。

1900年、北イタリアに生まれる。9歳でギターをはじめ、11 歳でギタリストおよび弦楽器製作者Luigi Mozzaniに弟子入り 。コンサートギタリストとしての高い評判を得るが、ギター製 作でも音楽のアカデミーから高い評価で学位を得る。イタリア をはじめヨーロッパ各地で演奏活動を続けるが楽器製作者としても知られてゆく。
 一時ロンドンで教師をしていたがMaccaferri Guitars プロトタイプを開発し、パリのSelmer社によって製作することになる。このギターはダンスバンドやジャズグループ、とりわけ有名なDjango Reinhardtの「The Hot Club de France」によ り人気が高まる。1934年 Maccaferriは Selmer を去るが、特有な小さいだ円形の穴を含んだModele JazzがSelmerで最も有名な期間であり、現在も数多くの工房でMaccaferri Modelとし てコピーされている。T.V.PAL UKE
 Maccaferriはギターの他にもクラリネッ ト・リードも考案しており会社を興している。40年代の終わり 、彼のリード会社をニューヨークに移動させるがプラスチック の可能性に興味を持つ、第二次世界大戦のため材料が入手が困難となりプラスチック・クラリネット・リードを製造することに成功 し、有名なクラリネット奏者ベニー・グッドマンから支持のおかげで早期に認めたれた。プラスチックへの彼の斬新な試みに 熱心でプラスチックギターなども製作している。
 (写真:「THE STORY OF SELMER MACCAFERRI GUITARS」より )

1949年にマーティン・スタイル0にならってオール・プラスチ ック製ウクレレ「Islander ukulele」を製作。演奏が容易で、 調律も簡単、暖かい音色であった。 当時の人気プレイヤー、アーサー ・ゴッドフリー の「Arthur Godfrey and His Ukulele 」というテレビ・ショーで「Islander ukulele」を推薦したた め、翌日電話が殺到、Maccaferriは150,000以上の注文を受ける。以降、1969年、Maccaferriが69歳のときに、カーニバル他、他社にプラスチックの型を売却し、プラスチック楽器ビジネスを引退するまでの生産ラインナップ 。

1951年
  • Islander 5.95ドル(スタンダードサイズ)
  • Islanderデラックス7.95ドル(装飾、やや大きい)
  • Sparkle Plenty Islander Ukette2.98ドル(キッドサイズ)
    (Sparkle Plentyとは非常にポピュラーなディック・トレーシ ーのコマ漫画)

  • 付属品、アイランダー・ビジュアル・コードマスター
    [ the Islander Visual Chordmaster ] 指板に取り付けて、ボタンを押すと、最も基礎的なコードが 押さえられる。
  • 教則本、”Ukulele Lady”MAY SINGHI BREENによる
    「ISLANDER UKE SELF-TEACHING METHOD 」50セント。
1953年
  • バリトン・ウクレレ、12.95ドル。
  • T.V.Pal 、1.75ドル(Islanderの廉価なバージョン)。
1965年
  • banjolele、(バンジョー・ウクレレ)

参考出典:
ILANDER UKULELEを掲載しているHP
Ukulele Mart
「ギャラリー」にて、ISLANDER Standard Plastic Ukulele Maccaferri Deluxe 1950s、完全な形で紹介されています。オリジナルは4色のカラー弦(赤・緑・黄・銀)を使用していることがわかります。
uke uke a Go! Go!
「ぼくのうくれれたち」 子供用に作られた約38cmの[アイランダー・ウケット]の写真が見られます。ポジションマークが凝っていて、ばった、ひよこ、 かめ、ねこ、あざらし、とてもかわいいそうです。  
UKULELE KINGDOM
「MY UKULELES No.21」 オークションで落札したT.V.PAL UKEの紹介が拡大写真ととも に掲載。大変状態もよく、柔らかい音がするそうです。mp3 による音色紹介もあります。
Guitar's Guitar's
「その他のウクレレ・2」
"マカフェリ・U400アイランダー・1949〜1950年" "フラミンゴ 1970年代" 2本のウクレレが見られます。 U400は初期バージョン、MASTRO社でなくクラリネットの リードを作っていた時のフレンチ・アメリカン・リード社製、フラミンゴは、マカフェリが1969年ウクレレ製作から身を引 き、売却されたアイランダーの型を使って作られたフラミンゴ社製。ともに「Chordmaster」が付属して いますがチューングに違いがあるそうです。
「ピックギター、クラシックギター等 」コーナーでは、1950年代のマカフェリ「ニューロマン サー」プラスチックギターが掲載されています。
UKULELE DINER
The Lumberjack 」アイランダーに限らずウクレレの写真資料は圧巻。

2001/09/27 付記 (竹村さんメールありがとうございました。)


第5章=10話=

ガット弦、ナイルガット弦。換える? / 買える!

ウクレレに関してはこれまで多くの記事もあり

 ウクレレ用ナイロン弦、ギター用ナイロン弦、ナイロン巻弦、フロロカーボン弦、金属巻弦、リュート弦、ガット弦と多種多様です。 更に人造ガット弦 というものまであるそうです。

 これらの詳細な研究はshinfujiさんの「ukuleleといっしょ」から ukuleleな研究 で様々な弦の詳細な比較研究を御覧頂くとして、さてどうやって入手するかが問題でした。

 さすがのアキオ楽器でもやリュート弦、ガット弦までは今のところ手に入りません。いずれガット弦くらいは入手できるようになることと思います。インターネットのお陰で海外のメーカーや販売店から直接購入することも比較的簡易になりました。

 ガット弦に関しては、フランスの楽器店 [ R&F.CHARLE ]でSAVAREZ社製のガットをUKULELE用セットとして売られているようです。

 基本的にサヴァレス社ではウクレレ用として生産販売されているわけではないのですが、「R&F.CHARLE」がウクレレに合うゲージとして選択した弦をセットで販売しています。1本120cmです。1セットでスタンダードサイズ(強引に張ればコンサートサイズまで)が2台分取れる内容です。(BRH58, BRH74, BF1.10, BRH63)
 弦は、楽器の弦長と調律に合わせてゲージ(太さ)を決めて使用しますが、個人の好みで選択することもありす。ウクレレの場合でもウクレレ用と書かれていても、いなくても0.028inchと表示があれば第4弦に張ってもおおむね使えるわけです。
  どこの弦メーカーでもそうですが一本単位で販売している弦に関しては、ギター用とか バイオリン用とか特に記載されておらず材質と太さだけの記載も多いようです。ただ材質によって密度の違いから適切な音質やテンションなどで必ずしも計算式通 りのゲージを選ぶだけでなく、楽器や演奏内容など各自で気に入ったゲージを選んで(探して・試して)使えばいいと思います。

SAVAREZ-GUT-STRINGS日本での販売は、東京・目白に「ギタルラ社・東京古典楽器センター」があります。以前此処でリュート弦を購入したのですが、リュート弦としてフロロカーボン弦(楽器弦として製作されたものを)切り売りしています。(105cm,180cm) 本来は何十メートルもある高価な釣り糸を4種類も買わなくてはウクレレに張れませんでしたが、これは朗報です。勿論ガット弦もあります。こちらは当たり前だと叱られそうでが、サヴァレス社ガット弦がゲージ(太さ)によるばら売りで1本120cm、約\1,000〜2,800くらいの価格帯(ウクレレ用では3弦用が\1700位 まで )です。さすがに市販ナイロン弦と比べると優雅なお値段です。HPには記載されていませんが、0.32mmから1.50mmまで30種類あります。通 称=裸ガットと呼ばれるプレインガット・オイル仕上げ(型番BRH、数字はゲージサイズで mm単位)が指弾きに適しているようです。
 他にも多くの種類があります。 大半は太すぎてウクレレで使えそうな弦ではないのですが胴巻き弦や胴巻き銀メッキ(一本\5,000近い)などは30種以上あります。全部試すには資金が足りません。(>_<)ヽ 新しいウクレレが何台も買えてしまいます。

注意:
ギタルラ社HP上のフレットガット弦(ピラミッド社)(247cm)は通常の楽器演奏使用には耐えられないということです。 これはもともとフレットを打っていないリュートなどの弦楽器のネックに「フレット」として各フレットの位 置に巻き付け、縛って止める道具だそうです。楽器に装着した時の見た目は、ネックに輪ゴムが間隔を開けて、いくつもはめてある感じかな。ギタルラ社で見せていただき初めて知りました。(^_^;)

 ガット弦は羊の小腸を何本も寄り合わせて作られているそうで、1本がいかに細いか感心します。弦が切れるときも寄り合わさった弦が少しずつ切れていくことがあり、細い糸くずのよう切れた弦がだらりと垂れてきたり、毛羽立ってくるそうです。そのためハサミが必需品だとギタルラ社で教わりました。

以下の比較は、厳密には楽器の弦長によってゲージが違いますし音色の好みもありますので、あくまで参考までの数字とお考えください。 (単位mm,号数は釣り糸)
フロロカーボン弦
1弦=0.47mm(8号)、2弦=0.62mm(14号)、
3弦=0.70mm(20号)、 4弦=0.52mm(10号)。
サヴァレスガット弦(プレイン・ガット&銅巻ガット)フランス楽器店のチョイス。
1弦=[BRH58]0.58mm、2弦=[BRH74]0.74mm、
3弦=[ BF1.10]1.10mm銅線巻き、4弦=[BRH63]0.63mm
ghsナイロン弦
1弦=0.025inch =0.63mm、2弦=0.032=0.81、
3弦=0.036=0.914、4弦=0.028=0.71、
NYLGUT弦(Aquila)
1弦=0.56mm、2弦=0.73mm、3弦=0.91mm、4弦=0.62mm (スタンダード・サイズ)
1弦=0.48mm、2弦=0.64mm、3弦=0.79mm、4弦=0.54mm (コンサート・サイズ)

いずれも、あくまで目安とお考え下さい。

AQUILA NYLGUT(2001/10/03 付記) アラカルト「
いろいろ解り次第、内容の変更がある場合があります。スミマセン。ご了承下さい。

shinfujiさんより新たな研究報告がありました。「ukuleleといっしょ」から ukuleleな研究「弦・今昔物語・3 」にて、世界で初めての人造ガット[ NYLGUT、(伊)Aquila製 ](写真右)のレポートです。こちらもご参照下さい。
(2001/10/07 付記)

参考 : AquilaAquilaUSA NYLGUT(人造ガット弦) 白色弦 Made in Italy
(2001/10/08 付記)

NYLGUT弦入手に関しましては、 第5章=11話=弦を買う、海外送金。をご参考下さい。
(2002/05/10 追記)


第5章=10話=

フロロカーボン製ウクレレセット弦=

2002年夏、
兵庫県神戸市の(有)ワースクリエーション(高橋社長)より、
フロロカーボン製ウクレレセット弦「Worth Strings」が発売されました。(100% Fluoro Carbon Ukulele S trings )
高橋さんのWorth Strings弦は、ナイロン弦とは比較できない性能で素晴らしい弦だと思います。微力ながら感想は、NYLGUT弦の方が粒立ちときらびやかさで勝っているようですが、此れは聴きようによっては騒々しいと聴こえる危惧をはらんでいます。Worth Strings弦特徴は、音色が豊かです。和音を弾いている時に音の厚みと膨らみが感じられ、ウクレレ特有の温もりをより豊かに表現してくれます。人に優しい音の楽器としてのウクレレに最適な弦かもしれません。
Worth Strings弦の誕生は、ナイロン弦、生ガット弦、金属巻弦、ナイルガット弦などに加えて、ウクレレの個体差や好みの音色という点で様々な組み合わせを選べる楽しみができました。

ukuleleといっしょ」 shinfuji さんのukuleleな研究「100%純フロロカーボン」に詳細レポートがあります。

2002年秋、テナー用の他、要望に応じて6弦用、8弦用なども登場。
・セット内の各弦長はセット内容により約116cmと約160cm。
・2002.10現在の消費税別価格は、
  スタンダード&コンサート用1,200円、テナー用1,400円、6弦用1,600円、8弦用1,800円。
・ 1セット内容で2台分取れます。通信販売のみ。

Worth Strings弦   ブラウン
クリア
  Light
弦長:116cm
Light
弦長:116cm
Medium
弦長:116cm
Heavy
弦長:160cm
 1弦(太さ)
 0.0185 inch 
 0.0185 inch 
 0.0205 inch 
 0.0224 inch 
 2弦
 0.0260 inch 
 0.0260 inch 
 0.0260 inch 
 0.0291 inch 
 3弦
 0.0291 inch 
 0.0291 inch 
 0.0291 inch 
 0.0319 inch 
 4弦
 0.0205 inch 
 0.0205 inch 
 0.0224 inch 
 0.0260 inch 
スタンダード及びコンサートサイズ、(2台分) テナーサイズ(2台分)

Worth Strings 」http://www.worthc.to/W-Strings.html
こちらのサイトでは開発のコンセプトや弦による音色の違いなどの説明があります。他にも販売頁以外に主催者高橋さんの [ Ukulele図鑑 ] [ Ukulele Goods ] などの記事も楽しめます。
僕は、お風呂弦の愛称で、コンサートサイズにブラウンLightを愛用しています。

(2002/09/25 付記)
(2002/10/09 追記)


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