Ukulele Sight
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<第6章>

第6章=1話=

『お台場どっと混む!2002〜o-daiba.com』

『お台場どっと混む!2002〜o-daiba.com』は、フジテレビが主催するイベントです。
今年で3回目7月20日から9月1日までの44日間開催されました。様々な企画で昨年は140万人の人出があり夏休みのお台場定番イベントといったところです。今年はついに最終回を迎えるドラマから「ありがとう北の国から」展などもありました。
 そのなかでオアフ観光局ブースにハワイのウクレレショップ「プアプア」さんが出店。8月5〜18日はウクレレウィークとして、ジェイクさんの弟で解散したジェイクのPURE HEARTのメンバーであったブルース・シマブクロさんの無料ウクレレレッスン&ライブがブース内で催されました。「プアプア」さんには大感謝です。
CDジャケット さらに「お台場どっと混む」のイベントのなかで今年夏EPICから6曲入りミニ・アルバム「Sunday Morning/サンデー・モーニ ング」で日本デビューしたジェイク・シマブクロさんが7Fステージでウクレレ・ソロ・ライブ(CD即売サイン会)が二日間連日で行われ、彼はこの後の日程も初のソロライブのため東京・名古屋・大阪を回りました。

 「プアプア」のブースでは、午前中は事前申込みで上級者レッスン、午後は自由参加の初級レッスン、その後ブルースのミニ・ライブになっていました。僕が行った日は、たまたま東京湾花火大会があり、新橋でゆりかもめの切符を買うまで一時間待ちの長蛇の列といった、駅からまさにドットコムの笑えない状況でした。予定では、16時のブルース・ミニ・ライブの後、18時からのジェイク・ステージを観るつもりでした。ところがスケジュール変更があり、レッスンの後に、ジェイクさんも「プアプア」ブースに飛び入りでブルースさんとのミニライブセッションが行われたようです。この詳しい模様はプアプアHP(下段URL)をご覧下さい。ブースは炎天下の狭いプレハブの一室で扇風機以外の冷房装置も無く、蒸し風呂状態でハワイから来た方々も想像を絶する日本の夏を十分味われたことでしょう。仕方なく、16時から7階のステージ前広場に一人寂しく最前列に座っていました。そこはさすがに吹きさらしの海風が涼しく別天地でした。

 蛇足ですが、このフジテレビ社屋(建築丹下健三)は平成8年に完成、地上100mの空中に浮く直径32m、チタン外装の球体展望室が特徴、見学コースの報道スタジオ疑似体験が大人気です。上京する我が親類縁者たちは皆必ず、無人ゆりかもめで自動的にここへ運ばれ、ニュースキャスターに成りすました記念写真を東京土産に持たされます。こんなものが出来る前のお台場海岸は、船の科学館が少し離れたところにあるだけで都営バスと浅草からの水上バスしか交通機関が有りませんでした。今や風情も何もありませんが以前はちっぽけな砂浜でよく日光浴をしながら読書をしたもんです。
 更に蛇足ですが、ジェイクさん自身は日系5世であることが最近わかったようですがShimabukuroに「島袋」の漢字を当てるのが正確かどうかはわからないようです。ちなみにミドルネームはマサオさん、妙に親近感が湧きます。

 さて、16時からどうしたものかと呆然としていましたら、偶然ジェイクさんのリハーサルが始まりました。真面目にやるんですね、ビックリです。「ありがとう北の国から」展を見にゆく通りすがりの観客を巻き込んでちょっとしたライブのように盛り上がってしまいました。ラッキーです。実はこれに味を占めて翌日も16時のリハーサルからライブを観ました。(^_^;)

Jake Shimabukuro Ukulele Live in o-daiba.com Aug./2002
 ライブの興奮を文章で表現することは難儀です。機会がありましたら是非ナマで観ることをお薦め致します。
 二日目の演奏曲目は以下の通り。初日とは選曲が異なります

ジェイク動画 「ホノルル」
「マラゲーニア」
「クロス・ツー・ユー」
「クレイジーG」
==========================
shimabukuro兄弟バトル
「とかだ」、「ワイプ・アウト」
==========================
「クリスマスソング」
「映画タイタニックのテーマ」
「レッツダンス」
ジェイク ジェイク
ジェイク

 いつもながらにパワフルで豪快しかも軽快で繊細な演奏です。以前よりも演奏に貫禄のようなものさえ感じます。「マラゲーニア」では連続でロール・ストロークを下からすくい上げるような速弾きを披露。これを両手で弾くという神業も有るようです。「クレイジーG」では徐々に速さを増し、彼のショーマンシップ溢れるコミカルなオーバーアクションと伴に超絶な速弾きで楽しませてくれます。

ジェイク&ブルースブルース このイベントでの特筆は弟ブルースさんとの兄弟セッションでした。当初この予定は正式には発表されていませんでしたので思いがけない幸運でした。ジェイクさん自身はシマブクロ・バトルと呼び二人ともぴたりと息があって演奏が楽しそうでした。曲はバッハのトッカータとフーガからイメージした自作「とかだ」とベンチャーズの「ワイプ・アウト」、ブルースさんはサムピック(親指ピック)を使った見事な演奏でシャイなナイスガイでした。

ジェイク 以前から気になっていたのですが、ジェイクさんは筋肉質で骨格がいいこともそうですが、左腕の肘から手首までの筋肉がスゴイ。筋肉と言うよりは指使いの時に見えるの筋が太い、しかも動きが力強い。曲に依っては座って演奏しますが、特別大柄ではない体格で、彼が「カマカちゃん」と呼んでいる超ハイ・テンションのテナー・ウクレレをストラップも付けずステージを縦横に使いながら神業演奏する技量は並大抵の鍛錬ではないのでしょう。天才プレーヤーと持て囃されていますが、その努力はやはり想像を絶します。通常ウクレレは左親指をネック裏側の中心に沿って保持または移動させますが、ジェイクさんはそれにこだわらず親指をネックから外して外側に出してもよいと教えてくれました。練習のしすぎで肩や腕を痛めたことがあり、プロ演奏家となってからは過度の練習を慎んでいるジェイクさんならではの示唆です。

ジェイク 今回発売のミニアルバムからは、「クロス・ツー・ユー」。バートバカラック63年作曲でカーペンターズの71年ヒット曲、邦題「遥かなる影」。ジェイクさんが子供の頃に母親からオルゴールで聴かせてもらっていたというお気に入りの曲。ライブのアンコール曲となった「レッツダンス」はジェイクさんの自作でもありノリのいい心弾む曲です。ライブの最後にはジャニーズばりのジェイクの見事なバク転で終わりました。
正味50分の熱演は無料では申し訳ないような素晴らしいライブでした。

ペリーさんの黒船にビビって作られた大砲のお台場も、 今や国内外のビビットな文化の発信基地となったようです。

参考:website
PUAPUA UKELELE PUAPUA ワイキキに店舗があるウクレレショップ。
  http://pua2.com/link.html
Jake Shimabukuro Jake Shimabukuro ( Official Site by Sony Music)
 http://www.jakeshimabukuro.net/
jklub jklub ( jake shimabukuro Official Fan Club )
 http://www.jklub.net/
o-daiba.com o-daiba.com
 http://www.o-daiba.com/

(2002/10/18 付記)


第6章=2話=

『オータサンもビックリ!ウクレレ製作授業』

建築物ウクレレ化保存計画で活躍していらっしゃる伊達伸明さんから楽しいお便りが届きました。

現在、伊達さんは作家活動の他に、「道具を使って楽器を作る楽しさと達成感を学んでほしい」という思いから 大阪府立天王寺高校の非常勤講師として工芸を教えていらっしゃいます。その生徒さんたちは課題として一年をかけてウクレレを製作しました。
  写真からもお分かりのように色・形・デザイン共に個性的でアンパンマン、サル、初心者若葉マーク、フレットレス・ウクレレなどと、それぞれが何とも素晴らしい出来映えです。(64作品)
これら授業で作ったウクレレは3月6日同校で展示会が開かれ新聞取材(3月7日付読売新聞)が入るほど大盛況だったようです。

更に、伊達さんからの手紙には、嘘のような本当の話として
     「名演奏家も絶賛」授業で製作のウクレレ、天王寺高生が交流
            2003年4月4日付、読売新聞の記事が添えられていました。
記事によると
3月7日付の読売新聞で学校の授業でウクレレを製作しているとの記事を見た音楽関係者が演奏のため来日中のオータサンに話したところ「是非会ってみたい」ということになりこの交流が実現したようです。

学校を訪れたオータサンもさすがに驚かれたことでしょう。新聞に掲載された写真でオータサンは大笑いしています。アンパンマンのウクレレも弾いたのでしょうか?

交流会ではオータサンが「大きな古時計」「イマジン」など3曲を披露、生徒たちは演奏に大感激しウクレレを練習したいという声が出ていたそうです。

参考:website
 読売新聞社YOMIURI ON-LINE http://www.yomiuri.co.jp/

2003/04/21付記


第6章=3話=

『星に願いを』火星天体ショー


扇が原展望台2003/08/30:AM02:30(火星は写真中央からやや右下)

 天体ショーがあるとムクムク起き出して、ウクレレを片手に見物します。
今回は昨年2002年11月19日のしし座流星群に続き、六万年ぶりの火星大接近です。人類で大接近を見るのはクロマニオン人以来だそうです。

 大接近の27日は曇っていましたが、30日は夜半になり突然の快晴であわてて飛び出しました。何といっても見かけで2.9等星らしく、「明けの明星、宵の明星」とも呼ばれる最も明るい「シリウス」が1等星ですから「火星」の大きさや明るさは素晴らしいものです。星一徹にも見せたかったです、あれこそが「巨人の星」。数時間後には「シリウス」も東から登り、青い星と赤い星の対照は見事でした。しかし、ここは風が強く、背後の森が轟々と鳴り、街灯も人気も無い一寸先は暗黒、この先には自殺の名所もあり、鹿は鳴くし、キタキツネの目は光るし怖い怖い。それに寒い。

 たどたどしくここまで弾いて指が止まってしまいました。あまりの寒さに指が動きません。完全防寒で臨みましたがさすがに手袋で弾くわけにもいかず敢えなく沈没です。三角頭のタコのような火星人のように、たくさん手があれば願いを届けられたのかもしれません。

観測しやすい状態は十月上旬ごろまでで、今回以上に接近するのは2287年だそうです。
これから次の接近に備えて鍛え直します。(^_^)

2003/08/31付記


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