UKULELE CINEMA WORLD /UKULELE SIGHT/COBA STUDIO
「 Bing Crosby 特集」


1901.5.2 〜1977.10.14
本名ハリー・リリス・クロスビー。米国ワシントン州出身。
30〜50年代に爆発的に人気のあったエンタテイナー。 歌だけでなく演技の出来るスターとして活躍。
1930年「キング・オブ・ジャズ」映画デビュー。
1944「我が道を往く」でアカデミー主演男優賞、
     *主題歌「星にスイング(Swinging on a star)」はアカデミー主題歌賞を受賞。
'44「姫君と海賊 」「我が道を往く」 '45「聖メリーの鐘」 '46「アラスカ珍道中」
'52「バリ島珍道中」 '54「喝采」「ホワイト・クリスマス」 '56「上流社会」
'60「恋をしましょう」 '64「七人の愚連隊」
'74「ザッツ・エンタテイメント」 '76「イッツ・ショータイム 」など。

ホワイト・クリスマスビング・クロスビーといえば「ホワイト・クリスマス」がもっとも有名です。 クリスマス・シーズンには、ジャケットも様々に、いまだプレスされ、ベスト・セラーを続けています。 この曲は、フレッド・アステアらと出演した、映画「Holiday Inn」の挿入歌で1954年映画「ホワイト・クリスマス」のタイトルソングとして有名になり、また彼自身の代表曲となりました。

アメリカが生んだ今世紀最高の歌い手のひとり、ジャズ・ヴォーカルの開祖、ショウ・ビジネス界の帝王、ポップスの父などと評されていますが、「ぼくは歌い手じゃない、語り手なんだ」と自伝が示すとおり、声を張り上げずに自然に発声する温かい歌声と優しい低音、甘いルックスや雰囲気などの全てが魅力的です。

大学を中退後、ウェスト・コーストの舞台で歌い、楽団の専属としてポール・ホワイトマン楽団で歌手デビュー。以来デューク・エリントン楽団、カウント・ベイシー楽団との共演を経験し、「キング・オブ・ジャズ」でコーラス歌手として映画デビュー。それ以降は、生涯で57本の映画に出演、70曲以上をヒットさせ、録音した曲数は、1000曲を越えているそうです。

<ビング・クロスビー映画関連のオススメ>  
『喝采』アカデミー主演女優賞を取ったグレース・ケリーが好演。
『ホワイト・クリスマス』タイトル曲が彼の代表曲となる。
『我が道を行く』アカデミー主演男優賞を取り、俳優としての評価を一気に高めた作品。
『上流社会』クロスビー、ルイ・アームストロング、フランク・シナトラ、グレース・ケリーなど豪華出演陣。

*ルイ・アームストロング(愛称サッチモ)
ビックバンドを率いていた「全盛期」を過ぎ、自らの音楽性のマンネリ化や新しい音楽「ビバップ」などの若手の追い上げにより、低迷していたサッチモは、これまでのビックバンドを潔く解散し生涯のバンドとなる 「HOT 5」を結成。再起を掛けた映画『上流社会』で見事に再生を果たしたといわれています。

*ケリーバック
女優からモナコ王妃となったグレース・ケリーが妊娠して大きくなったお腹を隠すためにエルメス社に作らせた大振りの手提げ鞄。当時ライフ誌の表紙にバックで腹部を隠す様子が掲載されたためにケリーバックと呼ばれるようになったそうです。FAVORITE HAWAIIAN SONGS

<ビング・クロスビーハワイアン音楽のオススメ>

ハワイアン名唱集
BING CROSBY / FAVORITE HAWAIIAN SONGS
CD : SC-2140/1 2枚組34曲 \4,000(税抜)歌詞・日本語解説付
1998/12/16 Label (株)オーマガトキ


「 Waikiki Wedding」

Waikiki Wedding  

1937年米国パラマウント映画、 89 分、B&W

原題 : 「Waikiki Wedding」 
邦題 : 「ワイキキの結婚」
主演 : ビング・クロスビー
出演 : ボブ・バーンズ、シャーリー・ロス、マーサ・レイ、アンソニー・クイン
監督 : フランク・タトル

主題歌「スイート・レイラニ 」アカデミー主題歌受賞

 

アンソニー・クイン主題歌「スイート・レイラニ 」(Sweet Leilani) は、アカデミー主題歌賞を受賞し、ビング・クロスビー最初のミリオン・セール曲となります。

My Favorite Hawaiian Song映画は、「ブルーハワイ」のタイトルバックでハワイの風景が映し出されます。劇中でもクロスビーが「ブルーハワイ」を唄い女性の気を引こうとする場面や、月光に揺れるヨットでのシャーリー・ロスとのデュエット・シーンもありますが、この挿入曲「ブルーハワイ」は25年後、1961年映画「BLUE HAWAII」によってに主演のエルビス・プレスリーにリバイバル・カバーされ大ヒット曲となりました。プレスリーの歌い方に比べ、クロスビーの方が甘さを抑えた大人向けムードといった感じでしょうか。 (写真右は、Bing Crosby "My Favorite Hawaiian Song" MAC Records [MCAD-21008] 輸入盤,スイート・レイラニ,ブルーハワイ他10曲収録)

この物語で、クロスビーはハワイのパイナップル工場の宣伝担当社員の役ですが、気楽に楽しく生活し、クレイジー・キャッツの植木等さながら無責任シリーズ役を思わせます。「パイナップル・ガール」という自社キャンペーン・ガールとのドタバタ恋愛喜劇です。

挿入曲
"Blue Hawaii"
"Sweet is the Word for You"
"Nani Ona Pua"
"Sweet Leilani"

ウクレレに関して

ウクレレ演奏シーン残念ながら、めぼしいウクレレシーンはありません。パッケージ写真(上左)のウクレレ写真は本編では存在しませんし、写真の人物はクロスビーではなくハワイ人役のアンソニー・クイン。更に、手に持っているのはウクレレではなく、ひょうたんをボディーにし竹を縦に割ったネックに二本の棒状のペグを牛の角のように突き立て弦を張っています。ハワイの古典楽器でしょうか?、演奏シーンはありません。

他に、ハワイ現地の人々が演奏するシーンがいくつかありますが、画面の片隅に少し見える程度です。右の写真が最も大きく映っているシーンですが、実画面からトリミングしていますので 実際にはもっと小さく、一瞬だけ映っています。ヘッドにはKumalaeやNunesに付いていたようなマークが付いているようですが、残念ながら判別できませんでした。映画音楽全般には、ウクレレの演奏も多く伝統ハワイ音楽とアメリカナイズされたハワイアンが調和してとても楽しいです。

おまけ
奇妙な楽器 オジサンが演奏している奇妙な楽器。
縦に割った竹製のネックです。ボディがどうなっているのかわかりませんが、ボディーとのジョイントあたりに竹の節が見えています。ペグは両側から4本ずつ出ています。8本弦か4本弦かはわかりません。もちろんフレットなどは無く空洞です、ヘッドの先端からなかほどまでは影が落ちています。自作派?スチール・ギターのはしりでしょうか。でもバーは使わず左指で弦を押さえています。弦が指版に触れない指フレットです?。画面の片隅に小さく映っていました。



「 A Connecticut Yankee in king Arthur's Court 」

A CONNECTICUT YANKEE
IN KING ARTHUR'S
COURT ビング・クロスビー Bing Crosby

1949年米国パラマウント映画、106 分、COLOR

原題 : 「A CONNECTICUT YANKEE IN KING ARTHUR'S COURT」
主演 : ビング・クロスビー
出演 : ロンダ・フレミング、ウィリアム・ベンディックス、セドリック・ハードウィック
監督 : テイ・ガーネット
原作 : マーク・トゥエイン
    

A CONNECTICUT YANKEE IN KING ARTHUR'S COURTこの映画は、「トムソーヤの冒険」、「ハックルベリー・フィンの冒険」などの著者マーク・トゥエイン原作でミュージカル調コメディーです。物語は、1912年自動車修理工(鍛冶屋)であった主人公が落馬事故で6世紀英国へタイムスリップしてしまい、過去の世界で現代の知識を使い苦境を切り抜けるという古典的空想劇。

挿入曲
"If You Stub Your Toe on the Moon,
"When Is Sometime?" "Busy Doing Nothing"
"Once and For Always."

ウクレレ・シーン
ウクレレは御覧の通り「ロイスメック」型?、ペグは「FLUKE 」型?、ボディーが相当薄い「ウスレレ」型?、装飾も凝っていてサイドには何やら柄が描いてありますし、ヘッドの先端はバイオリンのように渦を巻いています。
このシーンは、行きがかり上「魔法使い」として王様に仕える事となったクロスビーが、舞踏会で、楽団の演奏者にウクレレ?を教えるシーンで登場します。もともと楽団はワルツを演奏していたのですが、クロスビーは、まず始めにパーカッション演奏者に「4拍子」を教えます。次にウクレレ?演奏者から楽器を取りあげ、調律を直します(写真右下)。「はなこさん」に変えた後、軽く演奏してみます。

クロスビー映画で初めて本人がウクレレを弾くシーンを見ました(^_^;)。一曲くらいは歌うのかと思いきや軽く弾いて見せた後はまたすぐに演奏者に楽器を返します。

しかし、これまでふてくされた顔でワルツを弾いていたおかっぱ頭のオジサンは、御覧の通 り満面の笑顔(写真右上)で受け取りとても楽しそうに演奏を始めました。

この映画は、1989年「A CONNECTICUT YANKEE IN KING ARTHUR'S COURT」邦題「ドリーム・ナイト」として、監督メル・ダムスキー、出演ケシア・ナイト・プリアムなどでリメイクされています。こちらの映画は観ていないのですが、おそらくウクレレは登場しないと思います。お間違いなきよう。


ROAD TO SINGAPORE

1940年米国パラマウント映画、84分、B&W

原題 : 「ROAD TO SINGAPORE」 
主演 : ビング・クロスビー
出演 : ドロシー・ラマー、ボブ・ホープ、シャルル・コーバン、
     ジュディス・バレット、アンソニー・クイン、
監督 : ヴィクター・シャーツィンガー
    

ビング・クロスビーは、30年代から、ラジオで人気を集め、そのラジオ番組にゲスト出演したボブ・ホープと知り合います。それ以降23年に渡ってパラマウント映画「珍道中」シリーズが始まり、世界中の土地を訪れることになりました。

SONGS:
"Captain Custard," "The Moon and the Willow Tree"
"An Apple for the Teacher"
"Sweet Potato Piper"
"Too Romantic"

ウクレレに関して
見事にやられました。 ウクレレは、ボブ・ホープが手に持ったジャケット写真でのみの登場。


参考:HP
Steven Lewis' Bing Crosby Internet Museum

2002/05/01



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